まず、玄関を出て3分も歩くと左側に足湯があります。名前は「鹿の足湯」。特に看板など出ていませんが、利用料は無料で9時~18時まで入れます。お湯はもちろん鹿の湯源泉のにごり湯です。
足湯は全身浴やサウナより手軽で体に負担もかからないので是非!癒していってください。 |
足湯を出て2分程歩くと、もう温泉神社の大きな鳥居が見えてきます。那須与一が屋島の合戦に参加し、みごとに扇の的を射抜いた折りに祈願したという那須温泉大明神としても有名です。境内では夏の朝市や秋の湯汲み祭りなどのイベントも開催されています。
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鳥居の横に鹿を発見!那須温泉の発見は、西暦630年代と言われているので、今から約1370年も昔の話になります。(全国数千の温泉の中でも最も古い温泉といわれています)
時は三十四代舒明天皇の時代、那須山麓茗荷沢の住人だった狩野三郎行広という人が、ある日狩りに出て大きな白い鹿に合い、矢を射って傷つけました。逃げ去る白鹿を追って峡谷に至ると、傷を負った白鹿が湧き出る温泉に浸かって傷を癒しているのを見付けたことが那須温泉の発見といわれ、その後温泉が開かれ『温泉神社』が創建されたと言われています。
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鳥居を抜けてから本堂まで、少し階段もありますが散歩のコースとしては静かでとても気持ちがいいです。江戸時代には松尾芭蕉もここを訪れており、句碑も残されています。
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本堂に到着。思い思いのお願いを済ませて、ちょっと一休みしたら、横に小さな歩道があるのが見えると思います。そこを入っていくと・・
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なんと、そこはもう史跡『殺生石』。強い硫黄の香りがしてきます。インド・中国・日本と3つの国を股にかけて悪事を働いた九尾の狐が、石になったと伝えられるいわくの地です。
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余裕のある方は、ここからさらに展望台まで登ることも出来ます。約2.5キロの上り坂ですが、きっとその甲斐があったと思う景色が望めますよ!
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ここからはずっと楽な下り坂。賽の河原と呼ばれる独特の景色が広がる殺生石の中の遊歩道を、下っていきます。
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殺生石を歩いていると、途中沢山のお地蔵様が立っています。千体地蔵です。その他にもめくらへび石など、この辺りには多くの史跡が残されています。
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殺生石を抜けて道路を渡ると、湯川沿いに湯本の温泉街が続いています。この辺の川の水は硫黄分を多く含み、白っぽく魚は住めません。そして最初に木造の雰囲気ある建物が見えてきます。
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鹿の湯に到着。那須温泉開湯の地『鹿の湯』は、湯本温泉街の一番上にあります。もちろん一年中どなたでも400円で入浴することが出来ます。
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そのまま温泉街の狭い道路を下って行くと、10分ほどで清水屋の裏手に戻ってきました。早速お風呂に入るのも良し、ロビーやお部屋でゆっくりとおくつろぎ下さい。
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